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薄板加工
薄板は0.5~3 mm程度の鋼やアルミ、ステンレスなどの板金素材を指し、自動車ボディ・家電筐体・電子機器など広範に使用されます。金属製薄板は冷間圧延で成形され、曲げ・絞り・パンチング加工に適しています。板厚が軽く、曲げやすい反面、歪みやしわが出やすいため、精密な工程設計と装置制御が重要です。接合部では溶接、スポット溶接、リベットを多用し、二次加工で塗装やコーティング処理が施されます。
よく使われる加工方法
- レーザー/タレットパンチによる穴あけ・切断加工
- 曲げ(ブレーキプレス)・絞り・スタンピング
- 溶接・スポット溶接・リベット接合
- 表面処理:塗装、粉体塗装、メッキなど
よく使われる製品
- 家電筐体・PCケース・シャーシ
- 自動車ボディ・内装パーツ
- 建築金物パネル・天井材
- 電子機器筐体・換気ダクト
まとめ
薄板はコスト効率・成形自由度に優れる一方、精密工程による収縮・歪み制御が肝要。応用分野が広く、適切な接合と表面処理が製品品質向上に直結します。