MASAOPRESS

総合プレス加工メーカー

TOPへ

課題解決事例

品質

寸法精度のバラつき

  • 課題:組立時に干渉やガタが発生し、歩留まりが低下する。
  • 背景:従来の寸法管理では安定した精度確保が難しく、特に高精度を要求される製品で不具合が顕在化する。
  • 解決方法:航空機部品レベルの基準を適用し、三次元測定機+社内基準書で全数寸法管理。設計値±0.01mmにも対応。

 

バリ・カエリの追加工程

  • 課題:外観や組立に影響し、追加工が必要になってコストが増加する。
  • 背景:工程設計の不十分さや金型精度不足により、バリやカエリが発生してしまう。
  • 解決方法:金型クリアランスを徹底設計し工程内でバリを抑制。必要時は社内自動バリ取りを活用し、外注ゼロを実現。

 

表面の傷・打痕

  • 課題:外観不良でリジェクトや再検査が発生する。
  • 背景:搬送や保管時の微細な接触でも傷や打痕が生じ、外観基準を満たせなくなる。
  • 解決方法:専用搬送治具+保護フィルム+クリーン運用により“傷ゼロ”を徹底。

 

成形割れ・しわ

  • 課題:量産移行時に不良率が上がり、立上げが遅延する。
  • 背景:材料特性や潤滑条件を十分に考慮していないと、成形中に割れやしわが発生する。
  • 解決方法:材料特性と潤滑条件を事前解析。最適金型と条件管理で割れ・しわを未然に防止。

 

材料ロット差による品質ムラ

  • 課題:ロット切替毎に寸法や外観のムラが発生する。
  • 背景:材料メーカーごとのばらつきやロット差が、そのまま製品品質に影響する。
  • 解決方法:入荷ロット検査を必須化。メーカーとデータを共有し、安定した量産を実現。

 

コスト

材料歩留まりの悪化

  • 課題:材料ロスが増え、部品単価が上昇する。
  • 背景:型レイアウトやネスティングが最適化されていないと、余剰端材が発生してしまう。
  • 解決方法:ネスティング最適化+材料幅に合わせた型レイアウト設計でロスを最小化。

 

金型メンテ費の増大

  • 課題:突発修理が発生し、コストとリードタイムが膨らむ。
  • 背景:金型の耐久性不足や摩耗予測の欠如により、計画外の修理が頻発する。
  • 解決方法:高耐久鋼材・表面処理+摩耗予測管理で計画保全を実施。突発修理ゼロを目指す。

 

試作・立上げコスト

  • 課題:試作回数が多く、費用と時間がかかる。
  • 背景:設計段階での検証不足により、試作を重ねなければ条件が確立できない。
  • 解決方法:CAD/CAM+成形シミュレーションで試作回数を削減。簡易型を活用し短期立上げを実現。

 

小ロットで単価が下がらない

  • 課題:多品種少量ではコスト高がネックとなる。
  • 背景:段取りや型準備の工数が比例して増え、小ロットでは効率が低下する。
  • 解決方法:共用型・可変型の活用と段取りレス化で、小ロットでも大ロット並みの効率を確保。

 

外注・輸送コスト

  • 課題:工程分散により外注費と物流費が嵩む。
  • 背景:加工や検査を外注に依存すると、輸送費用と日程調整の負担が発生する。
  • 解決方法:材料手配〜加工〜検査まで社内ワンストップで対応し、外注/輸送コストを圧縮。

 

納期

段取り替えで立上げが遅れる

  • 課題:頻繁な型替えで生産開始が後ろ倒しになる。
  • 背景:段取り作業の長時間化が、生産性低下や納期遅延の要因となる。
  • 解決方法:SMED+専用治具により段取り時間を半減。急な仕様変更にも即応。

 

設備トラブルで停止

  • 課題:突発停止により納期リスクが高まる。
  • 背景:予防保全の不足や部品在庫の欠如により、復旧が遅れる。
  • 解決方法:予防保全計画+予備部品在庫を整備し、安定稼働を維持。

 

外注工程が多く長納期

  • 課題:工程を外注に依存するとリードタイムが延びる。
  • 背景:各工程を複数業者に分散すると、管理工数が増え納期に遅延が生じやすい。
  • 解決方法:プレス〜二次加工〜検査までワンストップ体制で、最短リードタイムを実現。

 

小ロット多品種で計画が難しい

  • 課題:変動に弱く、手待ち時間が増える。
  • 背景:多品種少量生産では計画が複雑化し、生産ラインが安定しない。
  • 解決方法:柔軟なスケジューリング+多能工シフトで変動に即応。

 

試作→量産でリードタイム延長

  • 課題:切替時に設計や手配が滞り、リードタイムが延びる。
  • 背景:設計と金型準備の連携不足が、量産移行を阻害する。
  • 解決方法:CAD/CAMと社内金型体制を整備し、設計〜試作〜量産移行を最短3日で実現。