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シム加工

シムとは

シムの用途と役割

調整用シムの主な用途
1、機械のクリアランス調整
2、部品の位置合わせ
3、部品の摩耗対策
4、振動の低減
5、精度の確保

調整用シムは、機械の性能や寿命を保つために非常に重要な部品であり正確な調整を行うことで、機械の効率や信頼性を高めることができます。

シムの形状について

形状についてはシムが必要になる部品や位置に合わせて加工されるため、様々な種類が存在します。
厚さや長さもミリ単位で調整でき、リング型の製品の高さ調整にシムを用いる場合なら、シムも同様にリング型を選択。他にも「C」字型のシムやモーターの高さを調整するベース用シムなど、挿入する箇所に沿うような形状で柔軟に加工されます。

 

シムの主要材質

組み立てる機械に合わせて様々な材質が用いられ臨機応変な使い分けが可能です。
金属材料の場合ステンレス製が一般的ですが、他にも真鍮やアルミ、チタン、銅など、その材質は多岐にわたります。

シム製品の加工方法

シャーリング加工:対応板厚 0.01~
比較的簡単で、形状が複雑でない場合に適しています。少量生産~中量生産向きです。

 

プレス抜き加工:対応板厚 0.05~
専用の金型を使ってせん断する加工方法です。部品1個あたりの加工時間が短いので大量生産に向いています。目安としては1,000枚以上のシムプレートを製造する場合は、金型で抜き加工をするほうがよりコストメリットがありますが、専用の金型が必要なので初期費用がかかり少量生産には向いていない加工方法です。また抜きバリの処理が必要になるケースもあります。

 

ワイヤーカット加工:対応板厚 0.01~
金属の板を重ねて切ることができるため、同じ形状で厚さの違うシムプレートを一度に加工できます。また、接触加工ではなく放電を利用する為、バリが発生しないメリットがあります。一方で、レーザー加工など、他の方法に比べ加工速度が遅いというデメリットがあるので、少量生産向きです。

 

レーザー加工:対応板厚 0.05~
レーザー光の熱エネルギーによって金属を溶かしてカットするためワイヤーカット加工と比べると加工速度は速いが素材は薄いほど歪みが発生してしまいます。こちらも少量生産向きです。