MASAOPRESS

総合プレス加工メーカー

TOPへ

丸リベットカシメ

丸リベットカシメは、丸頭タイプのリベットを使い、板金同士や異素材部品を塑性変形によって圧着結合する方法です。事前に開けた穴にリベットを挿入し、圧力または回転圧力でリベット軸部を変形させ板材と一体化。その形状から「丸リベット」と呼ばれ、可動部のヒンジ、精密機器の固定、航空・鉄道部品など幅広い用途に使われます。スピンカシメではリベットが回転しながら加圧され、ズレや潰れを抑制し小さな力でも高精度な仕上げが可能です。

メリット・デメリット

メリット

  • 加熱不要で母材に優しい
  • ズレに強く緩まない接合
  • 小さな力で可動部にも対応

デメリット

  • 一度接合すると分解困難
  • リベット費用・施工工数が発生
  • 表面に突起が残るため仕上げで考慮要

よく使われる製品

  • 航空・鉄道の構造部材
  • ノートPCヒンジ内蔵部
  • 自動車内装パネル
  • DIY板金部品

まとめ

丸リベットカシメは、熱を使わず強固で緩みにくい接合ができ、小さな力で高精度に仕上がる方法ですが、後のメンテ性や外観には注意が必要です。