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ステンレス中厚板加工
ステンレスの板は耐食性・耐熱性・衛生性に優れた鋼板で、屋外・食品・化学装置用途に最適です。中でも中厚の3~12 mm程度の厚みのステンレスは、ホットロールまたはコールドロールで製造されます。加工前に切断・面取りし、研磨・バフ仕上げで表面を一定の光沢や粗さに整えます。材料は熱による変形が少ない特徴もありますが、硬度が高く切削工具の摩耗が大きいため、適切な工具と切削条件が重要です。
よく使われる加工方法
- レーザー・プラズマ・ウォータージェット切断加工
- 曲げ・スタンピングなどの板金加工
- ミーリング・ドリルを用いた機械加工
- 研磨・バフ・電解研磨・サンドブラスト表面処理
よく使われる製品
- 食品機械・厨房機器の構造板
- 化学プラント・薬液対応配管・タンク類
- 医療機器・病院設備の構造材
- 建築用外装パネル・手すり
まとめ
ステンレスの中厚板は耐性と美観に優れた構造材で、多様な加工手段で成形可能です。ただし工具摩耗・熱変形の管理、表面品質維持のための仕上げ工程が重要です。