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六角矢打ち加工
六角矢打ち加工とは?
六角ボルトや六角ナットの取り付け穴などの形状を、金属材料に形成するために行われる加工です。特に六角ボルトやナットの製造など、六角形の形状が必要な部品の製造に使用されます。
弊社では、六角穴を単発プレス加工により1工程で形状成形します。
各加工方法における詳細
加工精度 | 量産性 | コスト | 規格外 | |
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冷間鍛造 | △ | ◎ | 〇 | × |
プレス加工 | 〇 | ◎ | 〇 | 〇 |
押し切り加工 | ◎ | 〇 | 〇 | × |
シェーパー加工 | ◎ | 〇 | 〇 | ◎ |
放電加工 | ◎ | △ | △ | ◎ |
冷間鍛造 | 鍛造の段階で六角穴を形成する方法です。冷間鍛造は品質が安定していて量産できるという利点はありますが、角のシャープさがあまり出ないという欠点があります。 |
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プレス加工 | あらかじめ丸穴を開けておき、六角の型をプレスで押し付けて六角穴を形成する手法です。型を作成する必要はありますが、六角以外の形状にも対応でき、量産に最適な工法です。 |
押し切り加工 | 旋盤や、ブローチツールなどを使い、回転加工の刃物を1°程度傾けることで六角穴を成形する手法です。量産にもある程度向いていますが、複雑形状には対応できません。 |
削り加工 | スロッター盤やシェーパー加工によって、角や平面部分を削る手法です。工作機械の加工精度によって、精度高く形成できますが、量産には向いていません。 |
放電加工 | 加工物に対し放電して電気で金属を溶かしながら加工する方法です。プレスや切削で加工が難しい難削材でも加工が可能で精度も高いですが、時間がかかることと、加工が高コストになるのが難点です。 |