- TOP
- ハステロイ加工
ハステロイ加工
ハステロイ(HASTELLOY®)は、米国ヘインズ・インターナショナル社が展開するニッケル基合金の登録商標です。ハステロイには複数の種類がありますが、C-22やC-276などのC系合金は、主に優れた耐食性を目的として開発されています。
ハステロイC-22(UNS N06022)は、ニッケルを主成分にクロム、モリブデン、タングステンなどを添加したニッケル・クロム・モリブデン系耐食合金です。酸化性・還元性の両方の腐食環境に対応し、塩化物による孔食、すきま腐食、応力腐食割れに対して優れた抵抗性を備えています。
このため、化学プラントの反応容器や熱交換器、製薬設備、排煙脱硫設備、半導体製造関連設備など、一般的なステンレスでは長期使用が難しい腐食環境で採用されています。
【マサオプレスが解決するハステロイ加工の課題】
ハステロイC-22は強度と延性を併せ持つ一方、一般的なステンレス鋼よりも加工硬化しやすく、冷間成形には大きな加工力を必要とします。加工条件によっては、スプリングバック、板厚減少、局部的なひずみ集中、金型への負荷などが課題となります。
マサオプレスでは、材質、板厚、形状、加工方向を確認したうえで、曲げR、成形量、工程分割、金型クリアランスなどを検討します。プレス加工と板金加工を組み合わせた工程設計により、ハステロイ薄板の曲げ、絞り、波形状など、難易度の高い形状にも取り組んでいます。
よく使われる加工方法
- ハステロイ材を用いた耐食部品のプレス加工
- 特殊環境向け固定金具(クランプ)、板ばねの製作
- 金型への負担を考慮した精密切断・曲げ加工
加工事例

| 製品名 | 半導体装置 ダイヤフラム |
|---|---|
| 素材詳細 | ハステロイC22 |
| サイズ | t0.1 φ50 |
| 加工内容 | 波形状プレス |
板厚わずか0.1mmのハステロイに対して、シワや割れを発生させずに「波形状」を成形する非常に難易度の高いプレス加工を行っています。半導体装置に求められる高い精度と耐食性を実現しています。

