- TOP
- インコネル加工
インコネル加工
インコネル(INCONEL®)は、Special Metals Corporationが展開するニッケル基合金の登録商標です。高温下での強度、耐酸化性、耐食性に優れた合金群であり、鋼種によって成分や得意とする使用環境が異なります。
一般的な材料表記では、インコネル625はUNS N06625、インコネル600はUNS N06600などの規格番号で示されます。JIS規格では一部の対応材料にNCF記号が使用されますが、すべてのインコネルが一律にNCFで表されるわけではありません。
インコネル600は、ニッケル、クロム、鉄を主成分とし、耐熱性、耐酸化性、耐食性を備えています。インコネル625は、さらにモリブデンやニオブを含み、高い強度と優れた耐食性を併せ持つ材料です。
これらの材料は、数百度から1,000℃前後に達する高温環境や、腐食性の高い環境で使用されます。航空機や宇宙関連機器、ガスタービン、化学プラント、原子力設備、排気系部品など、一般的なステンレス鋼では対応が難しい用途に採用されています。
【マサオプレスが解決するインコネル加工の課題】
インコネルは優れた材料特性を持つ一方、加工硬化しやすく、一般的なステンレス鋼よりも大きな成形力を必要とします。曲げ加工ではスプリングバックが大きくなりやすく、打ち抜きや成形では金型への負荷、かじり、摩耗、製品の割れや寸法ばらつきなどへの配慮が必要です。
マサオプレスでは、材質、板厚、熱処理状態、圧延方向、製品形状を確認し、クリアランス、曲げR、潤滑条件、工程分割などを検討します。
これまで培ってきたプレス加工と精密板金加工の技術を組み合わせ、極小部品の打ち抜きから、曲げや成形を伴う航空機関連部品まで、インコネル薄板の高精度加工に取り組んでいます。
よく使われる加工方法
- インコネル薄板の打ち抜き・シム加工
- 割れを防ぐ最適なR設定での曲げ加工
- その他、試作から量産までのプレス・板金加工全般
加工事例

| 製品名 | M2用ワッシャー |
|---|---|
| 素材詳細 | インコネル600 |
| サイズ | t0.3 φ5.0×φ2.2 |
| 加工内容 | プレス、バレル研磨 |
金型への負担が大きいインコネルにおいても、板厚0.3mmの精密なワッシャーをプレス加工で打ち抜き、バレル研磨で美しく仕上げています。

| 製品名 | 航空機部品 ノイズサプレッション |
|---|---|
| 素材詳細 | インコネル625 |
| サイズ | 0.045インチ(約1.14mm) |
| 加工内容 | ベンダー、プレス |
極めて高い信頼性が求められる航空機部品の加工実績です。割れや寸法のばらつきが生じやすいインコネルの曲げ(ベンダー)やプレス加工にも対応しています。

